まゆ玉市は、約270年の歴史があり、当初は織物に欠かせない蚕の成長を願う養蚕農家の行事でした。その後、繊維のまちとして栄えた市周辺で、木枝に繭の形の米団子を付けたまゆ玉が縁起物として売られるようになったと言われています。近年では「織物・家業が繁盛しますように」と商売繁盛・家内安全を願い、大勢の人で賑わいます。境内には鯛や招き猫の飾りをつけた色鮮やかなまゆ玉や、縁起物のダルマの露店並び、多くの参詣者が買い求めます。
【マツモト写真撮影】