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ビオトープとは、ドイツ語で「生物の生活空間」を意味し、いろいろな生物がお互いに関係を持って暮らしていける場所のことです。
川・池・草地・林・森など、昔から生物がたくさん住んでいるところがビオトープづくりのモデルになっています。土・水・空気・太陽の光にすべての生物の命が支えられています。今、私たちの周りでは生物の住める場所がだんだん少なくなっています。

そこで徳正寺では
本堂の裏へ「メダカとトンボの池」をつくりました。
この池の周りでは、外来植物以外の草は刈らず、自然にまかせます。トンボが飛び、メダカが泳ぐ・・・そんな自然環境を復元してみました。
一昨年イノシシに荒らされたビオトープ池、昨年手直しをしたが、20メートル程離れた池からアメリカザリガニが入り込んでしまった。

境内全体をを、草花と蝶を楽しむ「バタフライ・ガーデン」にしていきます。
お参りのじゃまにならない範囲で、空墓地や通路に蜜源として蝶が蜜を吸いに来る花を増やし、周りには食草として蝶が卵を産み、幼虫の餌になる草花や雑木を増やしていきます。

密源植物 ブットレア

墓地内の密源 キバナコスモス

密源にはクマバチもやってくる

石や木で囲いをつくり、刈り取った草や小枝などを積み重ね、コオロギ・バッタ・トカゲなどが住めるような「コオロギハウス」「石積み」をつくってみました。

石積み(小動物・昆虫用)

コオロギハウス(小動物・昆虫用)
廃材の大谷石を円形に積み上げ、
中に枯葉を入れる

05年 改修工事で造られた石垣と植栽
サルビアは蝶に好まれない

ハチ宿(ドロバチの巣)
←本堂横の池
この池にはコイや金魚がいるので、トンボが卵を生んでも全て食べられてしまい、ヤゴが育つ事ができない。

ちょっとした工夫でいろいろな生き物が住みついてくれるようになります。
徳正寺の境内で何種類の昆虫やトカゲなどの小動物が見つけられるか、トライしてみよう!